2015年6月26日金曜日

旬の味覚6月④「小豆」





その日の疲れを消して、次の日元気に!
マメ科の一年性植物である小豆。「ショウズ」などとも呼ばれ、女性に不足しがちな鉄分や食物繊維を豊富に含み体に嬉しい食材です。
小豆には顕著な利尿効果があることが昔から知られており、二日酔い改善や、美肌効果、むくみ改善や疲労回復にもなります。ビタミンB1が豊富な小豆は筋肉の中の疲労物質が溜まることを防いでくれるのです。他にもさまざまな改善効果がみられ、食べ合わせによってその効果はさらにアップします。

今回はそんな小豆を使った夏の和菓子「水無月」を紹介。

一年の折り返し地点である6月、京都では6月30日に半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈って「水無月」を食べます。
白い三角の形をしたういろうに小豆が乗った和菓子。江戸時代、下のういろうの部分は当時高級品でなかなか手に入れることのできなかった「氷」をあらわし、小豆は厄除けの役割を果たしました。何故厄除けになるかというと小豆の赤い色に災いや病気を退ける力があると信じられているからです。

【水無月】
[材料]
薄力(小麦)粉、吉野葛
甘納豆、黒砂糖          

粉物の材料を黒砂糖と合わせて水を加えます。
2回ほどこして蒸していきます。いったん引き上げ
小豆を散らし、少しとっておいた生地をさらに
流し込み蒸して完成!
冷蔵庫で冷やして食べましょう。