2015年6月5日金曜日

6月のコラム①「紫蘇」



【京都・大原の「紫蘇」】





呼び方の異なる「紫蘇」と「大葉」ですが、実は同じものです。ただし、大葉は「青紫蘇」のみを指し、「赤紫蘇」を大葉とは言わないようです。理由は昔、青紫蘇を販売するにあたって、葉の部分を特に「大葉」と区別して呼んだことに始まるようです。
京都・大原の紫蘇は香り高いことで名高く、なんと平安時代からしば漬けの原料として重宝されています。寂光院に住んでいた建礼門院(平清盛の娘)が、里人の献上した夏野菜を塩漬けにしたことが始まりだと言われています。以来、大原はしば漬け発祥の地と言われ、名産品となりました。

紫蘇の旬は6・7月。大葉と違い、赤紫蘇は、今しか市場には出回りません。いつでも何でも手に入る昨今だからこそ、今しか食べられないものを食べて、”旬”を感じてみてはいかがでしょうか。

ということで、「紫蘇」を使ったレシピ「あじの磯部巻き」をご紹介します!
とっても簡単かつ、紫蘇の風味を楽しめる一品となっております。

[材料](4人分)
あじ(刺身用)  6枚(約300g)
塩  小さじ1
酢  大さじ1
青じそ  8枚
しょうが  1かけ
焼のり  2枚
かいわれ  適宜
ぽん酢又は酢醤油  適宜

[作り方]
①あじは3枚おろしにして皮をむき、塩をして30分おいて酢をからませる。
②しょうがは千切りにする。
③のりは横半分に切って使う。
④巻きすにのりを広げ、青じそをのせ、そぎ切りにしたあじを並べる。しょうがを芯にして巻き、1.5~2cm幅に切る。
⑤器に盛り、かいわれを添え、ぽん酢又は酢醤油を添える。

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