2015年6月30日火曜日

旬の味覚6月⑤「ビールとの黄金コンビ!枝豆」


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梅雨入り前後から明けるに頃にかけて出回る枝豆。春の終わり、葉もの野菜の収穫が終わったころ畑に植えられるのがこの「枝豆」の苗。と、正確には「枝豆」という野菜はなく、大豆の未熟な青豆のこと。乾物の大豆とは、ちょっと違った姿形ですよね。
枝豆は良質のタンパク質とビタミンE、鉄分など「大豆」の良いところを含みつつ、カロテンやビタミンC、カリウムなど緑黄色野菜の良いところも持っているんです。熟した豆と青野菜、それぞれに姿は違っても、両方の優良ポイントを兼ね備えているというワケ。

さてこの枝豆、注目は豊富に含まれているビタミンB1。この栄養素は糖質をエネルギーに変えるときに欠かせないミネラルで、新陳代謝を活発にしてくれて夏バテ防止にも効果的!!  さらに悪酔い防止やアルコールから肝臓を守ってくれるスグレもの。また、含まれているアミノ酸の一種「メオチニン」は、アルコールから肝臓や腎臓を守ってくれるんです。なるほど、冷えたビールにぴったりの酒肴というワケです。


一般的な大豆の枝豆のほかにも、だだ茶豆やむらさきずきんなど、風味の違う品種がそろうのも楽しみ。京都では緑の枝豆が出回るころから、ひと足遅れて八百屋さんに並ぶ黒豆の枝豆が有名です。これは京都・丹波の名産、「丹波黒」の枝豆。ホクホクとして甘みも強く、おいしさもひときわなんですよ。

八百屋さんやスーパーの野菜売場で見つけたら、お見逃しなく!!!


枝豆のおいしいゆで方
水洗いして両端を切り落とした枝豆をボウルに取り、多めの粗塩を振りかけて揉み込んでおきます。サヤとサヤをこすり合わせるようにしてもむことで、薄茶色した表面の産毛が取れて、ゆであがりの緑色もいっそうに鮮やか。ゆであがりに塩を振りかけ、常温に冷めるまで置いておくと、塩味がサヤの中まで浸透して、ちょうど良い塩加減になりますよ。

余った枝豆は・・・。

サヤから取り出して薄皮を取り除き、紋甲イカの切り身と合わせてかき揚げにしたり、鶏肉と炒め物にしたり、炊きあがったごはんに加えたりして、楽しんでみてください。

イカと枝豆のかき揚げ[4人分]
枝豆(サヤから外し薄皮を除いたもの) 2カップ
紋甲イカ 1ハイ
天ぷら衣
 卵 1コ
 氷水 適宜
 薄力粉 1カップ
サラダ油 適宜
塩 適宜
コショウ 適宜

    紋甲イカは胴から内臓を出し、ゲソからくちばしと目玉を外してそれぞれ水洗いする。
    胴は開いて表皮をむき5㎜幅の短冊に、ゲソは適当な長さに切り、塩ひとつまみをかけて全体に回しておく。
    ボウルに卵を割り入れ、泡立てないように混ぜほぐし、冷水を加えて混ぜ、薄力粉を振り入れ、さいばしで軽く混ぜる。
    ②の水分をキッチンペーパーなどで拭き取り枝豆を加えて、薄力粉の大さじ2杯分をまぶし、を流し入れて手早く全体に混ぜる。
    揚げなべにサラダ油を入れて火にかけ180℃に温め、そこにお玉などでをすくい落としいれる。
    油から浮かんだらひっくり返し、キツネ色になるまで揚げて油を切る。
    揚げたてを皿に盛り、コショウと塩の合わせ塩を添える。