2016年4月11日月曜日

【桜も満開を過ぎ、散った花びらが水面を流れてゆく「花筏」の季節です】

4月頭からこの週末にかけて、京都各所で桜が満開を迎えました。
桜は満開のさまも綺麗ですが、風に吹かれて花吹雪となって散りゆくさまもまた美しいものです。

そうして散った花びらが水面に落ち、流されてゆく様子を「花筏(はないかだ)」と呼びます。
読んで字のごとく、流れゆく花びらを筏に見立てた雅称と言えます。

そんな花筏は和菓子にもあって、色々な和菓子屋さんの店先に、「花筏」という和菓子が並ぶ頃です。
春の和菓子と言えば桜餅が思い浮かぶ方も多いですが、桜が終わりに向かう頃の花筏もおすすめ。
↑こちらは「京菓子司 末富」さんの花筏
http://www.kyoto-suetomi.com/seasonal/summer.html

こしあんを羽二重餅で包み、表面に桜と水の焼き印が押されています。

花筏は和菓子屋さんによって様々なものがあり、こなし生地でこしあんを包んだものもよく見られます。生地の表面に水流のような線を幾重にもつけて、表面に桜の花型の飾りを乗せることで、流れる花びらを表現しているのです。

お店によってどのような花筏があるのか、注意してのぞいても楽しそうですね。
まだまだ始まったばかりの春、たまには花より団子を楽しんでみてはいかがでしょう。

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